積読?よんどく?

まずは、新年明けましておめでとうございます。

昨年中は多くの方々にお世話になり工房のスタートの年となりました。
本年も皆様のお役にたてる様、より良い仕事を心がけて参ります。
どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。

工房は6日から受付開始とさせていただきます。
こちらも併せてよろしくお願いいたします。


さて、お休み中は積んどいた本を読んでおります。
何冊か在るのですが…
順番待ちに割り込んできた本を少しご紹介。

昨年9月17日に、秀吉が聴いたヴァイオリンの詳細を確かめるべく
向こうへと旅立たれた マエストロ・石井 髙氏の著作
「ヴァイオリンに生きる」を読み終えた。

マエストロの工房には一度お邪魔させていただいたことがある。
スケジュール帳をさかのぼると2012年8月29日午後2時のアポイントである。

イタリアの8月の終わりはそこまで暑くない。
手土産にチョコレートを持って行った。
チョコレートには目が無いのだと喜んでいただけたので少しほっとしたのをおぼえている。

著作を読み進めるとお酒はもう止められていたことがわかる。
アポイントを入れる前に自分が住んでいた部屋のちかくでお会いしたときに
ひょっとすると、もうお酒は召し上がられないことを聞いていたのかもしれない。
だからワインを持って行かなかったのかもしれないが…

工房にお邪魔するとアイスティーを出していただいた。
私にはグラスで、ご自分のカップはジャムの瓶のようなガラス瓶で
「これが自分のコップなんだ(^^)」と飾ることなくおっしゃっていた事が
とても印象的だった。

マエストロにお話を聞きたいと思いアポイントを取ったのは
製作技術とかそういったことではなく、漠然としたものを訊ねてみたかったから。
それは自分が探している物の輪郭をより太くする作業でもあったと
今は思えるが当時は感覚というか嗅覚というか、そういったもので
お約束をさせていただいた。

この時に、著作「秀吉が聴いたヴァイオリン」を
サイン付で頂戴し、大切な物となっている。

多くのクレモナ人に愛されながら波乱万丈で
色んな経験をされたリウタイオ人生がここには記されている。
工房にお邪魔した時にはこの本の構想の事をおっしゃっていて
その時に直接聞いた内容もあり、あのときの空気感がまた
鮮明に思い起こされた。

最後まで読み進め、あとがきまで読み終えると
直接お会いしてお話を聞けて本当に良かったな。
と思える。

何となくははっきりしてきた探し物の輪郭の
それを太くするために頂いた助言がある。

が、今ここでは書かない。
輪郭が描け中に色が入るころ言ってもいいのかな?と思う。
それまではしっかり磨き続けたい。

そして、最後まで頁をめくると

2015年9月16日第一刷発行

と記されている。

石井 髙氏の”あとがき”なのである。
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