お知らせと近況

まずは、来週末に大阪にて開催されます展示会

関西弦楽器製作者協会 第3回展示会のお知らせです。
第一回から私の楽器も展示をさせていただいておりますが
早いもので3年目となりました。今年も昨年と同じく
ヴァイオリンとヴィオラを出品予定です。

普段お使いの楽器、弓をお持ちになり弾き比べたりすることができますので
ぜひこの機会をお楽しみください。

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詳細は関西弦楽器製作者協会WEBサイトよりご確認くださいませ。


最近バタバタしておりましたのでHPもブログも更新があまりできませんでした。
現在進行中ページに至ってはニス塗り途中で止まってしまっておりますが
どの楽器も無事完成し、一つは大阪の展示会に出品いたします。

先の記事に掲載した楽器は明日ポーランドで表彰式が行われる
ヴィエニャフスキー・ヴァイオリンメイキングコンクールに出品しております。
残念ながら賞には届かず…次の機会に向けてまた精進していきたいと思います。

表彰式は明日なので、すでに受賞者の詳細はコンクールのサイトから
確認できるようになっています。
ここがまだ更新を続けていて副賞の発表をしているのでかすかな期待とともに
のぞいていますが私の名前はおろか日本人の名前は出てきません。
欲目を出してはいけないですね。

まだ、コンクール全体の詳細は分かりませんので後学のためにも
どのような審査がされたのか、それらの発表が気になります。

16日には日本へ立つので受賞楽器のコンサートは残念ながら聴けませんが
審査結果を客観的に見つめまた精進していきたいと思います。


 コンクール結果は残念なこととなりましたが
最近ひとつうれしいことがありました。
まず、この数日間の間に2本のGiuseppe Fioriniのヴァイオリンと巡り合えたこと。
1861-1934年イタリア、ドイツ、スイス等で活躍した製作者で
ボローニャ派を代表する作者です。
2代目となる彼もまた工房にあった多くのストラディヴァリの遺品や資料から
彼のスタイルを作ったといわれていて、父 Raffaeleのまあるい感じとは異なり
端正な線が特徴ですが、この作風になんとなく似ていると大先輩から
コメントを頂きました。

似せて作っているわけでもなく、もはや自分の感覚を頼りに
ここを、こうしたほうがまとまるかな?という試行錯誤の繰り返し
完成したものがその雰囲気に近づいたということが客観的にわかったことが
とても充実感があります。

数値だけではどうにもできない部分。そこはやはり感覚になってくるので
線の見方やとらえ方が進歩したということになるのだと思っています。

楽器の意義と言う観点からすると外見の部分は一側面でしかありませんが
スタイルというものが頻繁に問われるのも弦楽器の深い部分です…
だから怖くもあります。
師匠がパガニーニの楽器を研究し続け、反映させ作るその楽器は
まだまだ、とてもまねできないものがたくさんありいつも学ぶものがあります。

その師匠にも一昨日会いに行き、いろいろと刺激を受け
コンクールから展示会へと気持ちを切り替えることもできました。

震災後、大変な日本の状況下ではあります。
あるカーデザイナーの言葉に「生活必需とは遠いものだからこそ、真剣に作る」
という言葉がありました。楽器作りも似ていると思います。
そんな思いで形になった楽器たちが大阪に集まります。
そういったエネルギーが感じても頂けたらさらに良いなと思います。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。





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